C103参加レポート

202401010120240101022024010103202401010420240101052024010106

2023年大晦日コミックマーケット103に参加しました。

前回2022年8月のコミケで新刊売り上げゼロをたたき出したため今回の参加はリベンジの意味合いが大きかったです。
結果売れましたが反省点も多く、またコミケそのものについて考える機会となりました。

・コロナ後のコミケについて
チケット制が馴染んできたと思いました。この参加システムが今後も続くことを望んでいます。
一方で前回参加レポートでも記しましたが、お金を払って参加するのでそれなりの目的意識がある人が来ると思います。それ故見向きもされないサークルがいるのではないかと思います。その見向きもされないサークルを自分のことに当てはめていないか?と指摘されれば反論はいたしません。
そんな被害者意識以上にいまのコミケ参加システムはよく出来ていると思います。
各サークルのディスプレイを眺めると消毒液を置くサークルも少なくなりました。時勢に合った対応が出来ているという点も良いと思います。

・隣のサークルについて
初参加で新刊完売というなんともうらやましいサークルでした。
参加ジャンル的に年齢層高めなので若い人が入ってくるのは嬉しいです。
X(Twitter)のつながりが本の売れ行きを伸ばしていたことも参考になりました。
一方でひっきりなしにフォロワーさんがくるので、閑古鳥が鳴く私のサークルは人がはみ出すには丁度良い場所となりました。
完売後がとくに賑やかでした。あとでXのアカウント覗いたら確かに人気者っぽかった。
賑やかな空間に水を差すようなこともできず私はじっとしてました。
べつに売上で優劣がついてるわけでもないのにね。
老害覚悟で言えば良かったのだろうか。いまだに悶々としています。

・人流について
チケット制に関連しますが、人の流れが大きく変わりました。
欲しい本がある人はアーリーや午前に来ます。勢いが少し落ち着いた時間に来たい人は午後参加します。
旅行評論ジャンルの多くは開始から1~2時間くらい経ってから賑わいをみせるのが今までの経験でしたが、その賑わいのカーブがゆるやかになったと体感しました。
よく言えば時間来場者の棲み分けができ混雑の緩和に成功したこと、悪く言えばいつまでもピークが来ないことです。
ピークを境に撤収時間の予定を立てていたので、ピークがないコミケはどこで撤収しようかと悩みました。
友人の差し入れや、午後参加者の目当てになってる可能性、自分の午後の予定を考え13:30撤収にしました。
ビッグサイトを後にするときもホールに向かう参加者は依然多く、本当に変わってしまったのだと実感しました。
上の体験を踏まえ、変わってしまったコミケにこれからも適応できるのだろうかと不安が募りました。
素子の言葉を借りるなら「世の中に不満があるなら自分を変えろ」でしょうか。
幸いにも同人イベントはコミケ以外もあるのでそちらにフィールドを移す手段もあります。正解は一つじゃない。

・宣伝について
コミケ当選日から少しして当落を確認しました。その後お品書きを12/27に公開。ぼちぼちいいねやリポストもらえたので期待しましたが蓋を開けてみれば、です。
正直コミケで1冊も売れない自虐で売り込んだのですが、1冊も売れてないサークルは過去に渡り無数にあります(あるよね?)。
自虐で売るにしても情報発信は早めにすべきだし、アピールが足りないと思いました。
人がお金を出して買うものなので、制作者の責任も問われます。
こんな投げやりな対応は買い手も売り手も満足いくはずがありません。
2022年に出した本をいまだに新刊と言い張るけんちゃんラーメン状態が恥ずかしい。
とくに昨今の評論は中身の質をはじめますます高度な仕上がりになっています。
カタチにすることの重大さを見つめ直したいと思いました。
そのなかで今回お買い上げいただいた皆様には本当に感謝しています。
次ももっといいものができるように精進します。

・ディスプレイについて
形から入るのが好きなので、テーブルクロス作ろうかなって思いました。しかも参加前日に。
今は1万円以内でも作れるそうです。
またひな壇ディスプレイスタンドも欲しいと思いました。現在平積みしてますが見本誌だけ置いて机の下に在庫を置いて手渡す方法がきれいだなと思いました。
C100のレポートでもほしがっていましたが行動に移せていませんでした。
参加者の視点・視線に沿った展示方法も再考します。

このふりかえりをとおして、作りたい本のアイデアがいくつか浮かんできました。
目処を立てて作っていきます。そして二次創作などジャンルの幅も広げていきたいです。

コメントを残す