米米CLUBに会いに行く

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8月5日、念願の米米CLUB横浜公演に行ってきました。
憧れから長い時を経て、肉眼で見える距離まで近づけたことが本当に感激でした。

まず私と米米CLUBとの出会いをお話ししましょう。
小学校の掃除の時間に「君がいるだけで」のインストが流れてまして、退屈な掃除の時間を彩ってくれた出会いの曲でした。
それが米米CLUBの楽曲だと知ったのは、当時日テレで放送していた「速報!歌の大辞テン」。
テレビに映るお祭り騒ぎのようなパフォーマンスをみて、歌も歌っている人たちも好きになりました。
それから中学生になると、TSUTAYAで米米CLUBのベスト盤を借りてはMDに複製して、文字通り夜が更けるまで何回も聴きました。
「浪漫飛行」ってタイトルがあるだけでPsycho le Cémuのアルバム買っちゃったりしました。思えばコレが初めてのヴィジュアル系バンドの出会いでした。
その後も様々なアーティストにカバーされ、果ては「浪漫飛行」だけのトリビュートアルバムが出るってことだから如何に米米CLUBが愛されているかわかると思います。
さらに高校生になると、米米CLUBのベスト盤が新しく発売されるじゃないですか。同時に活動再開のニュースもあり、なんてめでたいことなんだと思いました。
新しいベスト盤も何回も聴き、今では車のBGMのお供になっています。どんな曲も歌える!コンサートのお祭り騒ぎが脳内で繰り広げられる!
そのほか、沖縄旅行下祭は、JALに乗ったのもあって脳内には終始「浪漫飛行」が流れるじゃないですか。で、歌の通りすばらしい場所だったんですよ。
「浪漫飛行」ばかり出てきますけど、一番好きな曲は「君がいるだけで」です。
さて、そんな嬉しいニュースからしばらく、米米CLUBも何回かツアー公演するも、私はその機を逸していました。
また会えるしいいか、みたいな気持ちで過ごしてました。
でも今回のツアーで「次いつツアーやるかわかりません」という詐欺みたいな文句につられてチケットを買うことにしました。
みなさんアラフィフとか還暦だし、確かに次いつできるかわからないから、まあ詐欺じゃないか。
以上が私と米米CLUBの出会いです。

横浜と言えば、米米CLUBの楽曲でもよく出てくる場所です。
横浜とかベイアリアが一番似合うバンドだと思うよ。
そんな聖地で楽しむためにも、連勤に耐え体調を万全にしてきたはずですが、持病の痔が何回目かの再発で立ってるのがツラくなりました。
開場までちかくのショッピングモールでずっと座ってました。
話は前後して、物販に行くと欲しかったマフラータオルが売り切れ。
仕方なくハンドタオルとナップサック、ペンライトを購入。
ペンライト3,600円という法外な値段でしたが、公演中一番役に立ちました。

開場時間になると周りのお客さんは私よりも年齢が高そうな人々で占められていました。
それでも親子で来ていたり、米米CLUBの教育が施された若人も見かけ安堵しました。
席は2階。遠くて何も見えないのではと心配しましたが、意外と見える。
双眼鏡で覗けばもっとはっきり近く見える。良いお席でした。
開演が近づくにつれてお客さんも増え、会場の空気が温められました。
私はペンライトと双眼鏡の確認をして、周りの期待を抑えられない会話を聞いていました。

開演はほぼ定刻でした。

今回のツアー「Wild Soul Carnival」の名に恥じない荒々しい曲からスタート。
それから往年の名曲「浪漫飛行」「君がいるだけで」で掴みは完全OK。
まるで私のために用意したようなナンバーのオンパレード。
カールスモーキー石井の軽妙なトーク、各メンバーの寸劇、見せ場、待ってたぜジェームス小野田からの「プリミティブラブ」、CMでおなじみの「shakehip!」、締めくくりにふさわしい「ときの旅路」、テレビで新曲を歌わせてくれないとカールが嘆いていた新曲「上を向いて歌おう」。

息をもつかせぬ2時間、苦心して買ったペンライトを終始振って酔いしれておりました。
アリーナ席が振るリズムに必死に合わせてました。この一体感は楽しかった。一番良い買い物しました。
でもペンライトのカタチが独特すぎて他のライブで使えるかは怪しいぞ。
ときどき双眼鏡を覗いては、楽しそうな顔を拝見し口元を緩ませておりました。
掃除の時間のインストから同じ空気を吸える場所まで来るなんて、人生とはなんとまあ。
最後カールが「また遊ぼうぜ-!」と叫んだときには、再会を願わずにはいられませんでした。

米米CLUBに元気をもらえた特別な日でした。

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