はってんないとらんど

015

恒例の読書感想文。
今回は北原亜以子「東京駅物語」を紹介。

東京駅開業から終戦までの時代で、さまざまな人物が出会う話。
9つの短編になっていて、人物に何かしらのつながりがあるというのが本書の特徴だと思います。
これは時代小説に入ると思いますが、難しい話ではないので安心して読めます。
この本を読んで、開業当初駅前は草原であることを知りました。
時代小説のいいところは背景に嘘がほとんどないところだわ。

9つの話の中で好きなのが「名前」。
育ちのいい男の名前を借りて、女性から大金をもらい、豪遊する結婚詐欺師の話です。
最初はうまくいってたのに、けがをした女性を介抱したらあれよあれよと「地」が出てしまったという落ち。
落語みたいで楽しく読めました。
どんなにいいホテルに泊まっても、どんなにきれいな言葉を並べても人間素は出ちゃうね。
それでも生業を続けようとするのがまたいい。
借りた名前を捨てずに背負って生きるのも。

大きな盛り上がりもなく、駅で人とすれ違うレベルのさわやかさな話ばかりですが、良書です。

最近読みたいと思う本がなく、タイトルだけに惹かれて買ってみたらあたりでした。
作者の名前がストーリーツンドラレベルの脚本家に似てたので躊躇しましたが、良かった。畑が違ってた。
読むスピードもずいぶん遅くなりました。
仕事云々の理由もあるけれど、何より習慣付いてない。
今回3週間近くかかってました。
あの時の読書欲はどこに行ったの!?帰っておいで!

スマホやめれば多少は改善しそう。

とりあえず、余裕ができたら東京駅物語ごっこと称して、ステーションホテルに泊まろう。
そしてそこのレストランでご飯食べよう。
そういう想像が楽しい。

話が変わって。
なじみの友人と久しぶりに会いました。
近況を聞いているといよいよそれぞれの道を行くんだなと感慨深かったです。
いまだ学生気分が抜けない自分に、大人になった友人らを比べると笑っていいやら泣いていいやら。
3人会うのは何年振りなんだろう。でも話題には困らなかったです。
みんな近所にいたからいつでも会えるって余裕持ってたのもあったかもしれないです。
なにはともあれ、これからの友人の将来に乾杯。
げんきでました。

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