1984年

この本は読んでて非常に楽しかったです。
まさにマスターピース。
この作品が無ければ村上春樹の1Q84もありませんでしたし、時計仕掛けのオレンジもなかったはずです。
チャイルド44シリーズ読了から、ソ連体制に興味が沸き、歴史やら読んでいましたが、やっとこさこの本に手をつけることができました。

あらすじはオセアニアという全体主義の国に生きる役人ウィンストンが次第にこの世界の裏側を知るというSFです。
救いのない話ですが、当時のスターリン体制下のソ連を批判した内容です(でも同時にイギリス、アメリカの批判にもみえた)。先見の明があるなと感心した部分もあり、ジョージ・オーウェルは偉大な作家であったと思います。(象を撃つという作品も是非ご一読を)
反体制思想をもつ者を殺してしまうのではなく、「矯正」するという生き地獄の描写は今まで読んだ話の中でも抜群の恐怖がありました。体をあちこち固定されて、「2+2は5だ」という考えに賛同しない限り延々の責苦にあい、やけで認めても心から思ってないと言われまた責苦にあうという「矯正」描写はページめくりが捗りました。この「矯正」を受けている施設が「愛情省」というのもなかなか皮肉が効いていて好きです。
上の描写は話の後半、信頼していた人物に殆ど裏切られた形で始まります。それまでは隠れ家でこそこそとこの「偉大な兄弟」体制が終わることを考えてたのですが、結局奇跡も魔法もなければ、救いもありませんでした。そこが痺れました!誰も信じられないという展開はサスペンス作品でもお目に掛りますが、環境設定を緻密にしなければうまく機能しない展開です。新語法といい、作中の禁書内容といい、わくわくする内容盛りだくさんなので読もうぜ同志。
おかげで書きたい話も固まりました。できれば部誌でお披露目…できるかなぁ…。

お絵かき
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サンドバッグキャラや新種ドSキャラ。あとツインズ。

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アドヴェント。何この服。

明日からの週末は名古屋へ行きます。初めて行くので楽しみです。

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