時計仕掛けのオレンジ

「よう、これからどうする?」

この文から始まる原作を先週木曜に購入
俺はな、兄弟よ、この口語訳がめちゃくちゃ読みにくかったんだ
それにロシア語がところどころ入った言葉だって飲みこむのに
何回も苦労してさ
世界観がしっかり掴めなかったんだ
でもな、兄弟よ、スタンリー・キューブリックの映像作品見たらよ
すげぇんだ
楽しいんだよ
前半のエロと暴力なんかわくわくしたね俺は
主人公のアレックスが楽しそうでさ
輝いてるっていうか
でも刑務所にぶち込まれてからのアレックスはひどいもんだった
あいつが輝いてる瞬間が殆どないんだ
十字架を担いでゴルゴダに向かうキリストみたいに
皆から酷い仕打ちをたくさん受けるんだ
自分の好きな音楽が矯正映画に使われてしまって
釈放されて家に帰ってきたら自分の居場所はなくて
かつて危害を加えた人間に復讐や政治利用され
ドルーグには裏切られ
せっかく善人になったのに
昔のやつらのせいで「回復」しちゃったんだ
ハラショーだったね
皮肉があってさ
映画がハラショーだったから滞っていた小説はすらすら読めちゃった

映画のラストは「回復」しておしまいだった
でも原作には「回復」してからの話があった
それはね、兄弟よ、アレックスが大人になったことに気付く話だ
いつまでもドルーグとつるんでるのはやめて
結婚相手を探して子供を欲しがるような
大人になることをうそぶいちゃうアレックスの話さ
あの時のみなぎる暴力はどこに行ってしまったんだ?
青春の終わりを見てるようで寂しくなったよ

スタンリーは最終章の存在を知らずに映画にしちゃったもんだから
原作者は怒り心頭だったらしい
イギリスではしっかり最終章があったのに
アメリカで出版する際それは削られたんだとさ
酷い話さ
そういうごたごた話があるからこの時計仕掛けのオレンジは魅力があるんだと思う
兄弟もそう思ってくれたら、俺は嬉しいね

p131

15000アクセスありがとうございました
こんなに来てくれたと考えると感無量です

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